マンションの寿命_1

在宅勤務がメインになるらしいんで「じゃ住む場所はどこでも良いのかな」ってことで、前から住みたいと思っていて、年に数回、遊びに行ってる地方都市(都心の勤務先まで電車で2時間)で賃貸物件を探したんです。

 

ところが地方都市って四十過ぎの男が一人で住むような賃貸マンションが少ないんですね。ほとんどがファミリー向けの3LDK。1LDK、2LDKで検索すると、大体、木造アパート。

 

それと、この年齢・このタイミングで東京から離れると「もしかしたら東京に戻ることはもう無いんじゃないかな」って思いはじめて「だったらもう永住するつもりで中古マンションを買ってしまうのもアリだな。たまたま手元にまとまった金もあるし、3LDKをリノベして広いリビングと寝室2つの2LDKにしてしまえば面白そう」ということで中古マンション情報を調べ始めたんです、ワクワクしながら。でもこれまでずっと賃貸暮らしだったので何を基準に選んだら良いのか分からない。

 

間取りだ広さだ南向きだ駅まで徒歩何分だ、ってのは分かるんだけど「その中古マンションは程度が良いのか・建物として何か問題を抱えていないのか」ってことが分からない。事故物件かどうかは「大島てる」で調べれば分かるし、住人の質や周辺の雰囲気は「マンションノート」なんかでクチコミを読めばなんとなく掴めるけど。

 

■もともと日本の家・マンションってなんで長持ちしないんだろって思ってた

NHK BSの「世界ふれあい街歩き」を観てるとヨーロッパの集合住宅なんかで「部屋、ご覧になります?」「いいんですか?(永作博美とか小倉久寛とか)」「この建物、19世紀のものなんですよ」「へー!素敵(永作博美とか小倉久寛とか)」みたいな展開が頻繁にあるけど、日本の建物は民家でもマンションでも、なんで長持ちしないのかなって不思議だったんだよね(それと「海外の人はいきなり他人を家に入れても恥ずかしくないくらい綺麗にしてるんだな」って感心するけどそれはまた別の話)。

 

文化財指定の古民家とか観光地の武家屋敷とかみたいに、ちゃんと手入れされているものは別として、昔の普通の家は木と土と紙でできていてメンテナンスしなければ老朽化も速かっただろうけど、コンクリート製のマンションはもっと長持ちしても良い気がしてた。

 

古いビルに興味を持った時期があってビンテージマンションなんかの情報収集もしたんだけど、四谷コーポラスは確か60年くらいで建て替えてたし、南青山第一マンションズは築50年ほどで建て替えるかどうか問題になっているんだっけ。

 

100年200年もつなら子や孫に資産として残すこともできるだろうけど、50年しかもたないならはたして「マンションは資産」って言えるかどうか微妙な気がする。例えば30歳で買った新築マンションが(40歳で買った築10年の中古マンションが、でも良いけど)80歳でもう住めません出ていってください、じゃあねぇ。。。

 

どうせなら、子や孫の代まで資産として残せるマンションを買いたいわけです。

 

ということで、ざっと一週間かけて「マンションの寿命」について調べてみた。

ちょっと妙な結論になったんだけどそれは追々。