マンションの寿命_3

マンションの寿命_2 からの続き:在宅勤務メインになりそうなので地方に中古マンションを買おうとしたんだけど、マンションの寿命が気になりだして調べてます。コンクリートの寿命はメンテをすれば十分長いことは分かったけど、配管類はどうなんだろ)

 

■給水管と排水管の種類と寿命

共用部分の給水管の種類は主に「亜鉛メッキ鋼管」「硬質塩ビライニング鋼管」「ステンレス鋼管」とのこと。

 

亜鉛メッキ鋼管」は1950〜70年代前半のマンションで使われていたもの。管の内部が錆びて赤水が出てきてしまうやつ。寿命は10〜15年。今、使用されているケースはほぼ無さそう。

 

「硬塩ビライニング鋼管」は1970年代に登場。金属製の管の内部を硬質塩化ビニルで覆ったものでサビに強いのが特徴。ただ、初期の頃は管の継ぎ手が亜鉛メッキでその部分が錆びたらしい。その後、改良されて1980年代中頃には錆問題も解決。寿命は30〜40年ほど。

 

「ステンレス鋼管」は1980年代から使われだして、名前から分かるとおり管自体が錆に強いステンレスなので耐久性は抜群。内部を通る水の温度が25度くらいなら100年はもつらしい(継ぎ手のパッキン部分は30〜40年程度)。それと工事しやすいのが特徴で、管自体の価格は高いものの工事費は安く済むので、総額は「硬塩ビライニング鋼管」と変わらないそうだ。

 

共用部分の排水管の種類は主に「耐火被覆二層管 」「塩ビライニング鋼管」「鋳鉄管」。「耐火被覆二層管 」「塩ビライニング鋼管」は30年程度で交換。「鋳鉄管」は50年程度とのこと。

 

専有部分の給水管、排水管はいまなら30年はもつそうだから、リノベのときにでも交換しておけば安心でしょう。

 

1950〜60年代あたりの古いマンションだと「管が共用部分・専有部分・隣や上階・下階の専有部分をまたがっていて交換出来ない」とか「給水管から漏水が発生したけど、管がコンクリートに埋め込まれていてコンクリートを破壊するしかない」といったことがあったらしいけど、すくなくとも21世紀に入ってからの物件なら、そういったことはまず無いんじゃないでしょうか。

 

ここまで来ると「外壁はタイル、壁の”かぶり厚”は3cmかそれ以上、給水管はステンレス鋼管、排水管は鋳鉄管の物件が良いな」とか考え始めるんですが、そういった情報はネット上で公開されていないわけです。

 

どうやって調べればよいの?

 

ただ「逆に、公開されてないってことはそれほど重要じゃないってことなのかな?だってメンテナンスさえしっかりしてれば100年150年もつんだから。。。あれ、なんかポイントがズレてるのかな?」とも思う。

 

なんか当初のウキウキした感じがなくなってきた。