マンションの寿命_4

マンションの寿命_3 からの続き:在宅勤務メインになりそうなので地方に中古マンションを買おうとしたんだけど、マンションの寿命が気になりだして調べてます。コンクリートや配管は適切にメンテ・交換をすれば大丈夫ってことは分かった。でも、そもそもマンションの構造はどうなっているのか?使用される部材は何なのか?どうやって調べればよいの?)

 

「中古マンションの買い方」みたいな本には「管理組合が保管している竣工図書も確認しておきましょう」みたいなことが、あっさり書いてます。

 

2001年に施行された「マンション管理適正化法」というのがあって、それによると、マンションの売り主は分譲後一年以内に、マンションの管理者にマンション設計に関する図面を提出しないといけないそうです。

 

なのでそれ以降のマンションであれば、管理組合に「設計図」「施工図」「竣工図」なんかが保管されているはずなので、そういった書類で「かぶり厚」がどれくらいかとか、外壁の素材は何かとか、給水管や排水管には何を使っているのかとか確認できるということです。周囲の音が気になる人は「壁厚」「スラブ厚」「フローリングに使用されている板の種類」「床と天井の構造」とかもチェックすると良いと思います。

 

が、そういった書類に馴染みの無い素人が短時間で読み解くのは難しいのでインスペクション(*)の業者さんに「そういったことも気になるんですが」と相談して一緒に見てもらうのが良いんじゃないかな。

 

ただ、書面と実態が異なるケースがあるので注意が必要とのこと。というのも、工事の過程で「これ設計図通りにはいかないなぁ。。」ってことが割と頻繁に発生するらしく、現場レベルで実施した変更が書面に反映されていないことがあるらしいんですよね。まぁだいたいは細々とした部分らしいけど。

 

* インスペクション

 物件の状態や補修費用などを事前に知るために実施する専門家による目視確認。

 

それにしても。外壁や配管にどんな素材を使っているとか、このマンションはどんな作りだ、といった程度の情報はネットで公開したらどうでしょうね。誰かそういう情報を公開するサイトを作れば良いのに。Googleマップ上でマンションをクリックするとそういった情報が表示されるような。新築時のパンフレットにその程度の情報なら掲載されてるはず。公開情報でしょう、おそらく。